相性最悪の巨大怪獣を前に限界を超えても戦い続ける保科の姿には驚かされた
そこには諦めを勧める言葉に反発する中で培った根性があるのだろうけど、それ以上に防衛隊員として守る為には引くなど許されないのだと彼の誇りが見えたよ
保科の誇りが独り善がりにならないのは偏にミナの存在が有ってこそ
保科に不得手が有るようにミナにも不得手が有る。それは向き不向きでなく、守る為に求められる役割・能力の話。だからミナの到達は保科の勝ちになる
そして続々到着する隊員が己の役目を果たす事で防衛隊全体の勝ちへと繋がるわけだ
でも、彼らは所詮人でしか無くて。10号の奥の手は怪獣の能力の具現
それに匹敵するのは人間でない役割・能力を持つカフカしか居なくて
人々を守る防衛隊を守る為に自らを顧みず危険に身を曝してみせたカフカの侠気には感動を覚える
そんな彼に向けなければならない銃口の哀しさが際立つラストでしたよ…