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良い

本作って部活を追うか恋を追うか両取りするか、なんてのをテーマ性に掲げている気がするんだけど、主要人物が部活人なものだから恋を望んだとしても部活を捨てるなんて選択肢を採る者は居ないんだよね
それだけに何らかの理由により部活を辞めた夢佳なる人物は本作において異質、部活人である大喜には理解し難い人物と言えるから彼女への印象も悪くなる
それだけに、現状では恋や他の諸々より部活への比重が強そうな千夏が夢佳への憧れを変わらず抱いているのは興味深い
どう見ても夢佳は変わってしまったのに、千夏は夢佳の何を変わらずに見詰めているのだろうか?

大喜達は恋心に揺れる事はあれど、現状は部活最優先。だからクリスマスも練習漬け。才能という言葉は使用されても基本的に練習こそが身を助くという考え方が通底している
これは夢佳と千夏の過去も同様だね。小学生時代から夢佳は才能ある少女と紹介されるが、千夏は彼女に練習時間の多さを見た。また夢佳も千夏が認められた理由に練習量を見た
互いに練習の大切さ、時間を懸ける必要性を共有する千夏と夢佳は同じ時間を過ごしていたと言える

夢佳に憧れた千夏は練習重視の日々を送っているけど、全ての時間を練習に費やしているわけじゃない。前回からのデート時間がそうだし、夜中の散歩時間も同じ。彼女は部活に青春を懸けつつ息抜きの時間も設けてる
なら、部活を辞めた夢佳が息抜き時間にバスケをしていたのはどういう理由だろうね?そこで彼女が語るのは部活に青春を懸けた事で失われる時間だけれど、そんな事は部活人なら誰でも判った上で遣っているわけで
”客観的”な”正論”を拒絶した彼女は部活に費やす時間の何に絶望して、代わりに何を得ようとしたのだろうね?



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