今回、表面上は謎解きが描かれていないように見えるけど、それは猫猫自身が明確な謎に直面していないからだね。幼い妹が罹患した症状は一見しただけでは判らないが、真っ当に診療を行えば病巣も原因も解明できる。猫猫にとってこれは謎にならない
だから今回において謎に直面したのはあの姉妹だったと言えるのだろうね
羅門に代わっての診療体験。しかし猫猫は未熟な人間ではないから、突然の依頼にも迷う事は無い。むしろ菓子を配る女や蝗害対策の謎に思考リソースを費やせるほど
だから謎を解かねばならないのはあの姉の役割。彼女にとって母の死も妹の窮状も原因不明の謎。しかし、猫猫という助けを得て彼女は菓子が原因と知る。与えられた物を考え無しに妹へ分けた為に妹を命を落とし掛け、またその際に父親は全く役に立たなかったと知る
底無し沼のような生活から抜け出す謎への答えはどのようなものか?姉の出した答えが最良かは判らない。けど、彼女は自分の決断で答えを出した。ここで猫猫は彼女らに地獄を見せる為ではなく、まるで沼から助け起こすかのように姉妹を妓楼に預けたのは印象的
結局、謎に対して何も考えていなかった父は底無し沼に取り残され
底無し沼よりか泥沼なら多少マシな足場にはなる。自らそのように生きると選んだ姉妹は果たしてどうなるのだろうね?そして記憶という足場を持たない趙迂も己の人生という謎をどうするのかな?