なるほど。第二話辺りから信長や豊久と他のメンツの精神性の違いは何度か言及されていたけど、それぞれの精神性の違いを合わせることで戦争風景を変えていく展開に繋がっていくのか。有名人、偉人が集まるごった煮バトルモノだと思って見ていたけど、力を合わせてどうのこうのよりも知識や常識の違いを合わせる事が重要になってくるのか。
豊久の思想に影響されてエルフの青年がドワーフを助けることを優先したり、ドワーフに対して羨望が有ったことを口に出したりと変革の萌芽が目立つ。でも敵前どころか敵城中で炊き出し始められる精神性って何なんだ(笑)
黒王の方も以前の戦いでオーク達に通信機持たせて連携させたり、今回もバケモノに農耕を仕込んだりと「普通」の悪人ではないようで。ドリフたちが何人も集まって革新を繰り広げている側でたった一人で常識を覆してしまう黒王とは一体何者なんだろう?
見える世界の正しさに拘る名取と世界から自身を護る力に拘る的場という感じか?
名取の家は本来妖かしが見えることが当たり前だったのが、その傾向が絶えた中で自分だけ妖かしが見えることで家などで居場所を見つけられなかったのは夏目との大きな違いに思える。つまり名取にとって妖かしのいる世界こそ自分を正しく、そして優しい存在にしてくる場所ということか。的場にとっても妖かしのいる世界が正しいのだろうけど、同時に右目の件があるから弱肉強食の世界でもある。二人は妖かしのいる世界に拘る理由が異なるのだからそりゃ相容れないか
廃業寸前の祓い屋にとって名取家は先代が世話になっただけで自身が関わりある家でないのに、死期を悟ったことで何か意味のあることをしたくなったのかな?何も言わずに去った式、それに重なる名取の手を這う痣に何とも言えない哀愁を感じる