とにかく最後の前髪を上げた由乃がかわいかった.あと窓を伝う雨で由乃の涙を擬似的に表現してるのとかすき.
6話でセミを食べろと言われたときに「貴重な経験」と返した萌ちゃんのように,燃えてる家に突っ込む仕事を「こんな経験そうそうできないしね」と真希さんが返したことで女優としての覚悟が決まったのかなぁと思った.演技をすきでやっていた頃の自分を四季を通して街全体で思い出すことで昔の自分に勇気をもらったって形容するのが結構すき.
最後の方までしおりちゃんの件の解決しないしどうなるんだろうと思ったら由乃の計らいが.未来に目を向けるがだからと言って過去(思い出)をないがしろにするのではなく,処分する家のおばあちゃんの名前をエンドロールに載せることで過去も大事にするという姿勢がいいなぁと.
こう考えてみるとしおりちゃんの件も真希さんの件も過去を大事にするということが共通してて,もっと言うなら4,5話の伝統を重んじつつも新しいものを作る彫刻の件とも構図が同じなようにも思える.今回の件も噂に尾ひれが付いたものの宣伝は成功していてこれも町おこしの一歩になったことを考えると,町おこしに必要なのはただ「新しいことをやる」だけではなく「元々の伝統,町の雰囲気を大切にしつつ新しいことをやる」ことが大切なのかなって.