Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

原作を10年前くらいに読んでいたけど、正直あまり話を覚えてなかった。
当時は中学生だったので、読解力の問題もあったのか、あの頃とはだいぶ感じ方が違って、あ、こんなにいいストーリーだったのかと改めて感じた。
恐らく、この作品のテーマの一つとして、「なぜ走るのか」というのがあると思う。
長距離走をやってると大体、周りの人から聞かれる質問No.1だと思う。経験者だと特にわかってもらえると思うけど、この答えを見つけるのはめちゃくちゃ難しい。
ジョージとジョータが、なぜ優勝できないのに走るのかとハイジに問うたところがキモで、走る理由を各々見つけていくことが重要なのはもちろん、コレって決まる場合もあるし、そうじゃないこともあるのが面白いところなのかなと。
寛政大学と対照的に描かれているのが東体大、特に榊で、やはりタイムが絡んでいる以上、速さは正義だと思うが、最終回の箱根の寛政大学、東体大の順位がその結末を端的に表しているのかなと思った。

後、これはメタ的な話なんですが、大学名を実在しそうな名前にしてたり、箱根の情景、実況とか、実在する選手の名前をもじったり、動作(ルーティン)までもちゃんと描いてるのは、細かいところまで気を使ってて本当にすごいなと思った。



Loading...