夜。逃げるように街を駆け抜ける蔵原走(くらはらかける)。
その横に、不意に自転車が走り込んで来る。
見知らぬ男が、走に向かって問いかける。
「なあ!走るの好きか!」
男の名は清瀬灰二(きよせはいじ)。
走は、灰二に導かれるまま、竹青荘という古びたアパートに辿り着く。
そこに暮らす個性豊かな9名の住人。
最後の空室を勧められ、戸惑いながらも、押し切られていく走。
まさか自分が、『10人目の男』だとは、夢にも思っていなかった…。
4年ぶりの視聴。本当にいいアニメすぎる、走りたくなる。長距離の経験者がほとんどいない素人集団が箱根に辿り着いて、更にシード権まで獲得するのすごすぎる。10人しかいないからこそ、誰一人として欠けることができない、故に多くのドラマを生むのよね。
素晴らしい!スポーツの色々な要素が詰め込まれてる。夢中になれるし、一緒に応援できる。三浦しをんさんの小説が元になってるアニメで舟を編むも大変良いです。
最初はテーマが箱根駅伝ということで珍しいなと思い見始めましたが、回を追うごとに引き込まれていきました。
キャラの心理描写も丁寧で、後半ではメンバーそれぞれがどんな思いで走っていたのかが分かり感動しました。
ここ最近見たアニメの中では一番面白かったです。かなりおすすめです。
自分も他の方と同じようによくある、一般文庫のアニメ化かぁ、くらいにしか思ってなかったんですが
結果的にはその年のアニメでトップと言っても過言ではないくらい素晴らしい作品でした。
2クールあったので登場人物の紹介から内面の変化、緩急ついたストーリーと
もう完璧です。誰が見ても面白いと思います。
原作未読で腐向け作品かと思って見始めましたが、結果的に2018年のアニメで3本の指に入るぐらい面白い作品でした。
テーマは駅伝なので当然チームワークが重要になってきますが、お互い一つ屋根の下に住んでいるという点でしかつながってないためチグハグなスタートを切ります。
そこから箱根でてっぺんを目指すというゴールに全員で向かっていく一連の描写は見事でした。
シュッとした男キャラがメインで媚びたシーンもあると勝手に思っていましたが、視聴者との距離も心地よいラインを保ち続けてくれます。(これ本当に重要だと思います)
視聴おすすめです。
本、映画、アニメどの媒体でもこの作品は最高!!!!
箱根駅伝を見ると毎年、この作品を思い出す。
箱根駅伝出れて終わり!わーい!と思ってたら、本番の尺も思った以上にあって浅くなくてよかった。
本番でキャラを掘り下げるのせこいね。
「永遠に縮まらない2秒だよ」
全力で生きなきゃ言えないねえ
原作を10年前くらいに読んでいたけど、正直あまり話を覚えてなかった。
当時は中学生だったので、読解力の問題もあったのか、あの頃とはだいぶ感じ方が違って、あ、こんなにいいストーリーだったのかと改めて感じた。
恐らく、この作品のテーマの一つとして、「なぜ走るのか」というのがあると思う。
長距離走をやってると大体、周りの人から聞かれる質問No.1だと思う。経験者だと特にわかってもらえると思うけど、この答えを見つけるのはめちゃくちゃ難しい。
ジョージとジョータが、なぜ優勝できないのに走るのかとハイジに問うたところがキモで、走る理由を各々見つけていくことが重要なのはもちろん、コレって決まる場合もあるし、そうじゃないこともあるのが面白いところなのかなと。
寛政大学と対照的に描かれているのが東体大、特に榊で、やはりタイムが絡んでいる以上、速さは正義だと思うが、最終回の箱根の寛政大学、東体大の順位がその結末を端的に表しているのかなと思った。
後、これはメタ的な話なんですが、大学名を実在しそうな名前にしてたり、箱根の情景、実況とか、実在する選手の名前をもじったり、動作(ルーティン)までもちゃんと描いてるのは、細かいところまで気を使ってて本当にすごいなと思った。
ほんとよかった。
サントラ買うレベル
小説のアニメ化ということで、だいたい70~80点くらいの出来栄えだと思っていた。
序盤は、このまったく駅伝に興味ないメンバーたちをやる気にさせて箱根まで描こうと思ったら、どこかで無理のあるストーリー展開をやって話を進めないといけなくなりそうだなあと思っていた。 おそらく、そのタイミングで「きっつ...」となって視聴中止してしまうんだろうなと。
しかし、2クールにわたってやっただけあって、とても自然に心情の変化を描けていたと思う。 作画も安定していて、ヒロインもかわいく、安心して見ていられた。
特に毎話の最後が続きを見たくなる描写になっていて、飽きることがなかった。
中盤を過ぎたあたりからは、完全に話に引き込まれていて、終盤は毎週涙を流しそうになりながら見ていた。
80~90点あげられる作品だと思う。
箱根駅伝というか、マラソンを題材にしている作品って少ないと思うので珍しいなと思った。
あと、ちょっと現実離れしすぎてるかなって思った。
ただ、マラソンに青春を費やすキャラクターたちは見ていてやはり感動するものがあった。