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全体
普通
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
とても良い

リアルな描写がコントロールされて変わってしまうのがあんまり。ネットのコメントが特に顕著だった。物語の進行に合わせて喋らせてる、みたいな。
Siriの親戚みたいな声が無くても…と思った。文字があるだけの方が無機質な感じが出て良くないか。自分はネットの声にそのイメージを持ってた。扱う場面は多いから、読み上げがないと台詞の空白が目立って難しいだろうけど。
ジャスティスたちも「正義面して暴力を振るうネットにいるようなキャラ」という記号化が激しい。
一方、「おバカキャラ」なカミシンには全然嫌悪感がなかった。むしろ超好きになった。先の2つの例と何が違うかというと、キャラが作品に生きてるんだよな。「おバカキャラ」には収められない個性がある。
表現やキャラが、誰にでも想像できる簡単なステレオタイプだと、稚拙なものを見せられてる気分になって冷める。しかもそれらが世界観のために誇張されてるから、「あなたのイメージって(誇張された)これでしょ?」と自分の認識まで誇張される気分になってしまう。キャラクター(性質)のさりげなさって大切だ。
山場の盛り上げ方とか、過去との結びつけ方とか、良いところも沢山あった。ただ、要点押さえてるから良い映画だ、とは言いたくないお気持ち。

P. S.
ネットコメントのステレオタイプは「気まぐれ・無責任」だと思っている。



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