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普通

不思議の国のアリスチックな世界感。主人公が夢の世界でフラフラさまよっていたら、電影の魔女が勝手に会心した話。主人公も妹キャラもみんな背景がよくわからないまま話が進んでいく。主人公は夢の世界だと割り切っていて、トラブルに巻き込まれても始終余裕がある感じなので、緊張感はそこまで高くない。主人公が話を進めていく物語というよりも、散歩する旅行記、ナビゲーターという感じ。魔女が、主人公の説得で会心していたが、高校で軽そうな男に告白されて騙されて嫌なおもいをしたはずなのに、再び主人公みたいな軽そうな男の軽口で遊びに誘われて会心して、学習しない完全にチョロインだった。作品に不安感を感じる理由は、視聴者目線で行動するキャラがいなくて、まさに宙に浮いている状態だからだと予想。主人公が、本来視聴者ポジションにいるべきだろうが、この作品では、本人は現実離れしている世界を恐れないし、首を落とされても動じないしで、得体のしれないところが視聴者の心理とかけ離れすぎているので、キャラクターの背景なしと合わさって、視聴者が誰の視線で話を見ればいいのか理解できず、不安な気持ちになるのでは。主人公の行動を視聴者に寄せれば、作品が地に足がついて、まだ落ち着いて見れそうな気がした。



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