早見沙織劇場爆誕。演劇を通してラブコメでヒロインが疑似キャラで責める上に可愛い、1クールで満足感が素晴らしい作品でした。
演劇部トップの疑似ハーレムがショートストーリーで一つ一つ見易いのが序盤の印象だった。中盤以降、先輩が先に卒業する前の淡く甘酸っぱい展開から告白だが内容は省かれた。終盤にかけて先輩から恋人に徐々に敬語からタメ口に二人の距離が縮まるところが丁寧に描かれていて面白かった。終盤で主人公が今後を考えたらと凛一人に向き合うが、凛は全ての人格が自分だから否定されて涙したのが、この作品ならではで面白かった。最終話で告白の内容を持ってくる展開がショートムービーを起点に回収し、それをきっかけに追いつくために願いを叶えるためにひたむきに頑張って叶えて、最後結婚する。最高にラブコメ展開で1クールで急ぎ足にはなったが綺麗にまとめていて作品として非常に見応えがあった。OPED共に作品に合う良い曲だった。
これほどまでに早見沙織を堪能できる作品はそうない。
はやみん好きには堪らない一作。作品自体も面白い。