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とても良い

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 8話、観た。
過去へと遡る回だった。
少佐との交流の始まりは狼少女ジェーンさながら。
軍の中ではセンシティブ過ぎて偽善者呼ばわりされてしまう少佐と、兵士としてしか役に立てない少女。
思い出を遡るにつれ、現実世界の彼女の周りはどんどん色を無くしていくのに、少佐との思い出は鮮やかな彩り。
遂には小川(境界線)を越えて色褪せた思い出の館へ。認めなければならない所まで。
1話の少佐の苦悶の表情の意味をやっとうかがい知ることができた。
只、少佐は実はヴァイオレットの瞳の色こそ美しいと思っていたのではないのか。戦う彼女の瞳を美しいと一瞬でも思っちゃったのではないか。だから「(美しいものが欲しいなら)君の瞳の色でなくていいのか」訊いたのではないか。
感謝の品を送りつつ、感謝されて泣きそうな顔の少佐。お互いがお互いの瞳を覗き込んで「相手の瞳こそが美しい」と思っていたのではないかと。
8話を見て、今度は1話をもう一度観てみた。
回想から目覚めた彼女は、まるで白い棺の中に収められた、瞳が美しい真っ白なお人形のように見えた。 今となればその時の彼女が「愛してる」の言葉を抱き締めているのが解る。
目が覚める様な感動があった。



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