全力全開の青春が見てて苦しくなるぐらい切ない。止まってた何かが動き出したけど、そこには多分に嘘が含まれてて、でもだからといって正直進んだものがいい結果を得られるかというと決してそうではない。どっちつかずででも生きることに全力で、瞬間瞬間のエネルギーが膨大なのが青春だと思う。
......的なわけわかんないこと考えつくぐらい、描写が「意識高い系」というと語弊があるけど、繊細でもどかしさが表現されてる気がして苦しくなった。相馬が森下さんにフラれたあとの表情はまさしく苦笑だったと思う。
それぞれの矢印が別々に向いててでも複雑に絡み合ってるわけではない。きっとそれを各個人のフィルターを通すことで、そこに「嘘」が含まれたり「強がり」だったりっていう変な見栄みたいなものが原因でめちゃくちゃになってる気はする....
めんどくさい感情の動きやなって思う反面、ああいう好きだ嫌いだとかその瞬間を楽しんで全力生きる青春が羨ましくてとんでもなくノスタルジーになる。