暗い感情って見ると胸が苦しくなるけど、何故かそれと同時にこれまでより強く魅力的に感じる。
自分の意志で選んだ安芸くんはどこまでも独りよがり。選んだ自分に酔いしれて、謝る自分に酔いしれて、やり遂げたことに満足してた結果、そばにあった当たり前を見落としてた。存在感が無かったんじゃなくて、あまりにも加藤の行動が安芸くんの当たり前になってた気がした。そこに限りなく甘えて、甘えてることすら感じてないように感じた。
だからこそ選ばれなかった自分がどこまでも許せなかった加藤の表情が苦しくなるほど切なかったし、魅力的だった。顔にかかった影がものすごく印象的.....