初回からほんのりと見えていた現実の変容が此処に至り恐ろしさすら覚える規模となってきたね
エレメント達の前世、オカルトと新興宗教が入り混じる駅前、そして仲間として加えられたサンの異質…
少しずつ広まるからあまり気に留めて居なかったそれらは一旦在ると認識してしまえば存在を無視できなくなる。それこそがサッコ達にとって堕天翅族よりも侵食と呼ぶに相応しいものだったのかもしれない
第一話から登場しつつもやべぇ人としか認識されていなかったビラ配りのおじさん
けれど此処に来て更にヤバそうな集団が現れ、反比例しておじさんが冷静に物事を見つつエレメント達の知る真実の一端を語るものだから彼への信頼が上がる面白い構図
また当初は無機物的な見た目だった堕天翅族が人語を話し人の形を取るものだから、エレメント達の戦いも正体不明の敵を倒すというより生存圏の奪い合いをしているような錯覚に陥る。結果、あのハナが堕天翅族相手に「殺す」なんて表現を使った上で戦えなくなるなんてね……
そして現実の変容が最も起きたのはサッコか
これまでサッコ達に起きる異変は堕天翅族に拠るものばかりだったけれど学内で生徒がサンがしているのは全くの別種。また、正体が見えないだけに彼も彼によって起きる変容も理解が難しい
そのようにサンへの理解を難しくする展開が続いたと思ったら、ラストにサッコはトンデモ発言をしてみせたね!いや、まあアクエリオンシリーズだからこういう要素が有るのは少し納得なんだけど、それにしては唐突!
ただ、気になるのは前世シーンにて彼の前世に相当する人物が見当たらない気がするのだけど、一万二千年前から現在までで彼らにどのような変容が挟まっているのだろうか?
サッコくんそのビルの高さから落ちて無傷とは如何に・・・とか思いつつ、サッコくん大丈夫かしら・・・