簡単にまとめると、戦争ものかなと思って見始めたら肩透かしをくらい、恋愛モノなのかと思ったら、超能力バトルも始まったって感じでしょうか。
戦場では戦略や戦術で敵を巧みに撃破していくというより、ただ単に主人公に都合のいいようストーリーが展開していくだけに見えました。終盤ヴァルキュリア人の能力が出てきたのは唐突感があったし、ちゃぶ台ひっくり返されたような感じで白けてしまいました。恋愛要素については、恋の駆け引きとかあるわけでもなく、なんとなくズルズル話が進むだけだったように思います。
そんな感じでストーリー的な面白さはあまり無かったですが、唯一の救いはイサラとロージーの関係性ではないかと思います。偏見と意地のぶつかり合い、からのお互いを理解し合う流れとその結末はちょっと切なくなりました。
敵味方含め一人も魅力的なキャラクターがいなかったのも個人的にはマイナス評価なポイントです。行動の動機に薄っぺらさを感じたり、ストーリーを動かすためにキャラクターが行動しているような印象がありました。本来であれば、キャラクターが行動するからストーリが展開していくものだと思います。
後期OPは、前半の戦闘シーンは躍動感と迫力があって見応えありました。後半の槍と盾を持って戦い始めたシーンは唐突すぎてポカ〜ンとなりましたが・・・。前半の戦闘シーンが本編でも見れたら作品の魅力はもっと上がっていたように思います。
全体的に薄っぺらい印象で、個人的には魅力を感じない作品でした。