妖怪を治すにはまず心を知ることから。
教えて、あなたの苦しみは何?
はるか昔の中国。
妖怪専門の医者・桃夭は、
失った「百妖譜」を探すため、
小坊主の磨牙、灰狐のグングン、
貴人(実は大蛇)の柳公子と旅をしながら、
各地で妖を救っていた。
彼女は手首の金の鈴を響かせ、
患者の心の声を聴きながら治療を行っていく。
そこに垣間見えたのは、
「生きていたい」
「誰かと共にいたい」という
純粋かつ切実な願いだった。
出会いと別れを繰り返しながら
霊医・桃夭は彼らの傷を癒していく。
百の妖怪と、百の心を知るための旅が、
再び始まるー