最後の場面とエンディングを見るとなんだかティナとソランの壮大な恋物語のように見えるけど、実際は全然そんなことないという……そういうところも含めてなんだか大味なまとめ方だった。
まとめ。一見主人公的ポジションのソーマが終盤近くまで本筋にほとんど関わりなくおせっかいで首を突っ込んでいるだけという印象で主人公らしくない、ヘルガが典型的な助けを待っているだけのお姫様で魅力が感じられない、この手の輪廻転生もので要というべき前世のティナとソランの物語にいまいち感情移入しにくい、ことの元凶の一人であるゲオルカが小物臭い……などなどのツッコミどころ・不満点があって期待したほど満足できた作品ではなかった。とはいえ、OP、ED、BGM、少々クセのある絵などによって演出される物語は独特の雰囲気があって、全26話引き込まれるだけの力もあった作品だった。