心臓の発作
その為のナイフ
夕が徹底的に追い込まれていて同情してしまう
本音が出たね
同時進行で展開される二つの問題、二つとももうどうしようもないところまで来てて、結末はbad endしか考えられない。はたしてどうなるのか。
相変わらず文字の演出が凄い
死ぬと分かったから迷う。迷うから色が塗れない。だから色がない。
そんな続けざまに色が欠けた回想。先生を殺しに来た夕。そして、まるで殺されたいみたいな狂気。負の感情しかない世界。
そして、久瀬を訪れたミズキ。かける言葉のない永遠の疑問符。どこまでも裂けていく画面に久瀬の行き場の無い迷いの深さを知る。そして、迫る死の中で久瀬の心に映った人物。これは何を意味するのか。
ラストは先生のもとに帰ってきた優子。そしてナイフを持って雨に打たれる夕。この二人に救いはあるのだろうか…。