人とロボットが共存する世界-完全管理統制され“感情を必要としない楽園”ドームシティ「ロムド」。
そんな楽園都市で起きた謎の殺人事件を追う市民情報局の若き女性キャリア、リル・メイヤー。
そして彼女の周囲に現れる「awakening」という謎のメッセージ。
そのメッセージに気づいた夜、リルは突如現れた異形の怪人の襲撃に遭う。
彼女を襲ったモンスターは何者なのか、そして、そこに介在した或る人物とは…
それはやがて螺旋に織り成す謎を纏い、形而上の喊声はリルを見果てぬ外世界へと誘う。
以前に1話目だけ駆け足で観て、これはゆっくり観ないとダメそうと思ったので後回しにしていたのをようやく観ました
大枠はディストピアSFではあるのだけど、奇妙な場所や人物が立ち現れては通り過ぎていく中盤はダーク・ファンタジーやサイコ・スリラー要素が多かったかな。毎話テイストを変えながら実存主義?や認識論?に繋がるようなお話が展開される
怪物を追っての陰鬱な航海とその怪物が自分自身であった展開はゲド戦記を思い出しながら観ました。リルへの思いがビンセントに生きる力を与えて至った結末にカタルシスと感動が有ってとても良かった
Wikipediaに記載がない引用・オマージュで観ていて気づいたものはリルの造形は多分EvanescenceのアルバムFallenのジャケットのAmy Leeかな。他にエピソードのタイトルでダグラス・クープランドの著書名が引用されています
半分くらいから面白くなってきた。物語の盛り上がりはすごく緩やかで失速してく。
画はすごい好き。