カッコ悪いけど、美しいエンディングでした
ネタバレしかない
警備の日雇いバイトを始めて脱引きこもり出来ている。
だが、カウンセリングは大検を取る岬ちゃんの勉強会に変化したものの、いつ終るかわからないあやふやな関係を続ける。
佐藤くんは脱引きこもりしてダメ人間卒業しているが、岬ちゃんは自○しまいかと監視されているようだから却ってダメ人間になっている。
佐藤くんが「俺は大学中退だが、岬ちゃんは高校中退だ」と言っているように、立場が逆転している気もするが、でもアメリカとソ連の関係みたいな微妙さというか。
N・H・Kを核兵器による均衡と岬ちゃんが表現したのは適切で、非常に不安定にもかかわらず安定した関係という。
24話と話数が多いおかげで、「2人付き合っちゃえばいいのに付き合わない」けど毎日会うという妙な関係という均衡になったのは妥当と感じられる。お互いに純粋に好きなわけではないが、関係を維持したいという微妙な気持ちがていねいに私に伝わってくる。