・わずか一話の中に濃縮された物語
たった三十分のお話に、ハリウッド映画数本分の内容が詰め込まれており、とても満足度の高いものに仕上がっていました。
それでいて尺に無理がなく、物語に破綻がないのは見事。
昔見たニトログリセリンを運ぶ某映画的なポルヴォーラの扱いや母の死、さらにはヒロインの復讐劇など、とにかく楽しい要素が詰め込まれています。
・ヒロインが復讐の果てにたどり着いたラスト
涙の国をたくさん越え、ヒロインに残されたのが子どものポルヴォーラだったという展開には、思わず涙ぐみました。
ポルヴォーラ親子の物語とヒロインの過去が連動した末に迎えるラストシーンは、とてもキレイで心に残りました。
・ジンが手に入れたお宝のスケールのデカさ
今まで出てきた中でも、最大スケールのお宝は圧巻でした。
オープニングにも描かれたあのシーンは、あまりの美しさにため息が出てしまうほどです。