2031年、次世代エネルギーとして開発されていた量子リアクターの
暴走事故「翔龍クライシス」により世界は激変した。
突如、地下から広がったその閃光は、都市ビル群を呑み込みながら大地を覆い尽くし、
やがて生物、機械、植物を超越・融合した未知なる特異進化生物「B.R.A.I」が出現した。
7年後、翔龍は絶対防衛都市「ネオ翔龍」へと生まれ変わっていた。
驚異的スピードで進化を遂げ人類を滅亡の危機に陥れたB.R.A.Iに対抗する、人類最後の希望の砦である。
運命に導かれネオ翔龍に集う、レオン、クロエ、クイニー、ダグ。
彼らを防衛軍へと迎え入れる、セシル、ケイン、ジェイ、グレン。
そして、人類の存亡をかけて戦う特殊部隊「パンドーラ」が誕生する。
契約の時、希望は彼らに託された―
期待しすぎで見ちゃダメなやつ。
マクロスF好きなので、江端さんのキャラデってだけで爆上がりなんだけど、中身が伴ってなかったなー…
でも、悠一が良い声で変なこと言ってるだけでよし。そして悠一が彰なのもよし。内容はほぼ覚えてない!
あのネジネジが「まーふぁー」という名前なのを知れただけでOKということにしよう。
【★★★☆☆】💿
クロエがかわいいが家族契約はちょっと。。。
石塚運昇さんの遺作の一つになってしまいました。
ストーリーは2クールもやったのに雑な感じが否めない。
マクロスΔのストーリーを見ているようななんだか微妙な気持ちになるお話だった。
ロボの変形シーン正直かっこ悪い。
姫姉妹の踊りは好き。
18年のワースト。
端的に言えば「マクロスとアクエリオンの絞りカスみたいなアニメ」。
原作のないオリジナル作品のはずなのに、ほとんどの展開が読めてしまって全く予想外がない。
キャラクターも悪い意味で既視感があるキャラばかりで、萌えも燃えもあったものではない。
仲間を殺したかつての師匠を追う、ちょっとポンコツな女拳法家。
飄々としているがやるべき任務はしっかり果たす、心に傷を負った傭兵。
指揮官として主人公らを導く一線を退いた老兵。
主人公らにポエミィな助言を与える、謎めいた霊体少女。
理不尽に主人公たちを憎む頭の悪い中ボス。
マッドサイエンティストのラスボス。
これらデジャヴ感じまくりのキャラクターたちが、テンプレ通りの行動を繰り返すさまは退屈極まりなく、正直中盤以降は惰性で見続けていた。
燃えさせようと、あるいは萌えさせようとしているシーンでも全く心は動かなかった。
シナリオについても「『進化フィールドがもたらす人間の進化(BRAI化)の行く末を見たい(人間たちの意思はガン無視)』というマッドサイエンティストと、あくまで人間のまま、絆の力で荒廃した世界を生き延びようとする主人公たちの対立」というもう国内外を問わずしゃぶり尽くされたような陳腐な展開であり、黒幕が自分の野望を語りだしたときには「またそれか!」とただでさえ低かった期待値がどん底に落ちた。
作品を通したキーワードである「家族」も薄っぺらい。
序盤、「家族契約」がレオンとクロエの間だけのものであった頃は微笑ましかったが、それがクイニーはともかくグレンに感染したときは耳を疑った。
そして最終回、チームパンドーラ全員で「家族契約第◎条~!」と叫んで、人間を捨てようとしていたレオンを人間の世界へと引き戻してラスボスを打倒するシーンは感動させたいのだろうが、気持ち悪さにサブイボが立った。新手の宗教をキメたようにしか見えない。
作画もダルダルで、アクションは最低限。
3DCGのロボット(MOEV)の河森正治らしい変態トランスフォームは健在だが、こちらも派手なアクションはなく、絵になりそうなP2の拳法バトルもほとんど披露されずに終わった。
特に24話、ついに制作側の負担が限界を超えたのか「寝返ったP3が銃を撃つシーン」→「P1が銃弾を受けるシーン」というバンクを繰り返してバトルシーンを処理してしまったのを見た時には、乾いた笑いが出た。
他にも「中国を舞台にした意味が『中国資本で作られているから』でしかない」「戦闘にストラテジーが欠けていて退屈」など、問題点は数え切れない。
「これ見てる時間でもっと面白いアニメ見れたよな…」と久々に後悔した一作。
サテライト、たしかに最近の君たちは有象無象のSFアニメやラノベ原作アニメばかりでパッとしないよ。
でも、昔は「ノエイン」とか「モーレツ宇宙海賊」とか、小粒だが名作を作っていたじゃないか。モーパイ、今でも好きだよ。
あの頃のサテライトに戻ってくれ。惰性でSFを作るのをやめてくれ…。