宇宙世紀0096年後半、「サイコフレーム」の存在に脅威を感じた地球連邦政府は、直轄の情報部に所属するメーメット・メルカ中尉に特殊部隊「マスティマ」を編成させ、地球圏を漂う小惑星「アクシズ」の分断された片側に潜入・調査という重要な指令を下す。
メーメットと同行する調査隊のメンバー内には、かつてのジオン公国とネオ・ジオンで、技術者とテストパイロットだったアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグという二人の民間人が加わっていた。
アクシズに潜入した調査隊は、誰もいないはずの基地内で私兵集団「バーナム」の新型「ガンダム」らの強襲を受け、ダントンとアルレットはかつて開発に関わっていた赤い「ザクⅢ改」で応戦するも、様々な危機的局面に遭遇する。
その中で、アルレットはある「想い」を胸に秘め、アクシズの表面に取り残されたサザビーの残骸に向かうのだった…。
ストーリーはダイジェスト版的で深掘りできないため、雰囲気を楽しむアニメかと。戦闘シーンはかっこいい。
赤と白のMSが戦ってニュータイプとサイコフレームが光る、宇宙世紀の隙間の小話。ストーリーは断片的で物足りなく感じるけど映像は格好いい。
全体に時間を長くして人物の関係性などをもう少しだけ多く表現してもらわないと、単純に「よくわからない戦いがあって終わった」という作品になってしまいます。というかそういう作品になっていました。
でも後半で、ガンダムが巨大ユニットとドッキングして登場したときには「おおっ!デンドロビウムの後継機か?」と思いましたし、アハヴァ・アジールという大型MAが登場したときには「こっちはα・アジール(対決状況からノイエ・ジールの後継機と思いたいw)の後継機か?」と思い、ちょっと興奮しました。
ダイジェスト!って感じだなあ。しかし見せ場はあって嫌いじゃないわ!モビルスーツアクションは中々。
Web版ショートアニメ6本を24分尺に仕立て直した作品。
なんとも惜しい出来。余りに尺が詰まっていて、勿体無い。せめて50分尺だったらなぁ。
『逆シャア』『F91』『UC』といった宇宙世紀の流れの中にある作品でしたが、小説版とどちらも摂取しないことには。と云う作品。