Violet Evergarden Movie
暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

Violet Evergarden Movie

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Information

Title (kana)
ゔぁいおれっとえゔぁーがーでん
Title (en)
Violet Evergarden Movie
Media
Movie
Release Season
Aired
2020-09-18
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Synopsis (ja)

──あいしてるってなんですか?

かつて自分に愛を教え、与えてくれようとしてくれた、大切な人。

会いたくても会えない。
永遠に。
手を離してしまった、大切な大切な人。

代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。
ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。

Source: http://violet-evergarden.jp/story/

Staffs

暁佳奈
Original Creator
Ishidate, Taichi
Director
吉田玲子
Script
Takase, Akiko
Character Design
Takase, Akiko
Chief Animation Director
鈴木貴昭
世界観設定
Watanabe, Mikiko
Art Director
鵜ノ口穣二
3D美術
Yoneda, Yuka
色彩設定
髙橋博行
小物設定
Funamoto, Kouhei
撮影監督
山本倫
3D監督
鶴岡陽太
Sound Director
Evan Call
Music
松竹
配給

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Animation
Great
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Great
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Great
Character
Great
Overall
Great

※ネタバレレビューです。

ここ数年増えてきた言い回しに「~しかない」という言葉がある。いわく、「感謝しかない」「感動しかない」「かわいいしかない」など。
本当にそうだろうか? 「~しかない」と言い切れるほど僕たちは言葉を尽くしているだろうか? 人類史上例をみないほどにテキストが溢れている現代に、言葉はどれだけの力を持っているのだろうか?

本作『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、手紙の代書屋である主人公ヴァイオレット・エヴァーガーデンが言葉を尽くした先の物語だ。

開始早々、映像やレイアウトの素晴らしさや、日本のアニメ界ではおそらく最高のオーケストラ曲を書くEvan Callによるストリングスを主体とした美しい、映像によりそう音楽に心を奪われつつも、TV版をみていた人なら何かおかしいことに気づく。開始5分も経たないうちにもう泣けてきてしまうのだ。

例えばハリウッド映画などは、何分何秒あたりに主人公の危機が訪れ、何分何秒あたりでクライマックスを迎えるといったテンプレートがあるらしい。そのような映画を見慣れた僕らは、本作の「感動の設計」のセオリーから逸脱した——今風に言うなら「バグってる」——物語の進行に心をかき乱され続ける。

物語は、曾祖母がヴァイオレットに手紙を代書してもらっていた若い女性がヴァイオレットに興味を持ち、その足跡をたどるエピソードと、代書屋をしていた時代にヴァイオレットが病気で入院している少年ユリスの代書を頼まれるエピソードと、その数年前、ヴァイオレットが「戦争の道具」としてジルベルトに使われていた時代のエピソードで展開される。それらに加えて物語をみる僕たちの時代、と時代は重層的な構造になっている。電話、手紙、対面、インターネットと時代や手段は違えど通底しているのは「伝達」だ。物語内では、手紙(文字)、電話、灯台、モールス信号、電波塔、葡萄運びのロープウェイ(で送られる手紙)など、伝達手段のモチーフが色々出てきて、うつろいゆく時代を描く舞台装置としても効果的に使われている。

テクノロジー賛歌……とまではいかなくても、文明の発展をポジティブにとらえている側面が本作にはある。危篤に陥ったユリスのためにアイリスとベネディクトが車を飛ばして病院に急ぐシーンもその一例だろう(ところで、アイリスとベネディクトはとても京アニらしいキャラクターで、見ていて思わずにやけてしまう)。その観点から、技術職の方々はより違った見方ができるかも知れない。また、物語の中では電話が普及することで代書屋の仕事がなくなってしまうと憂うエピソードがあり、これなどは近年人間の仕事がAIに取って代わられるなどと喧伝されている現代にも通じるだろう。

本作のテーマはどストレートに「愛」であり、さまざまな愛の形が描かれる。ヴァイオレットのギルベルトを思う気持ち、ホッジンズがヴァイオレットを思う気持ち、親が子を、子が親を、人が友人を思う気持ち。その中でも、ギルベルトの兄ディートフリートのキャラクターが実にいい。TV版ではギルベルトやホッジンズに対して強硬な態度をとっていたディートフリートだが、本作では彼らに不器用ながらも謝る姿が描かれる。

そして不器用なのは兄だけでなく弟ジルベルトも同じだ。同じ経験を共有し、同じ思いを抱いていながらも、ヴァイオレットとジルベルトの行動は真逆だ。

ヴァイオレットに言った「心から、あいしてる」というギルベルトの言葉は、ヴァイオレットにとっていつかギルベルトに会えるという祈りの言葉になるが、ギルベルトにとってはヴァイオレットを戦争の道具にした後悔を増幅させる呪いの言葉になる。その後悔から、会いに来たヴァイオレットと頑なに会おうとしないギルベルトだが、兄の助言で会おうと決心し、ヴァイオレットの乗る船へと向かう。

何度もさざ波のように感動がよせてはかえす「バグってる」物語は、このクライマックスで文字通り最高潮を迎える。

丘の上からヴァイオレットを呼ぶギルベルトの声を聞いた途端、ヴァイオレットは躊躇なく船から海に飛び降りる。元兵士(戦争の道具)だった能力がここではポジティブに描かれている。

ようやく対面するふたり。しかし、代書屋として言葉を紡ぐのが上手になってきたヴァイオレットでも「私……。私……」しか言葉が出てこず、自分でももどかしいのか太ももを何度もこぶしでたたく。ここで物語は言葉を超える。140分の映画でアルバム3枚になるほど多くの劇伴が流れる本作で、それまで流れていた音楽がなくなることがより一層ヴァイオレットの気持ちを際立たせる。そこからのTV版エンディングテーマ『みちしるべ』の回収、映画のエンディングと(完結編と銘打ってはいないものの)これ以上ない内容で映画は完結する。

「あいしてる」も少しはわかるようになったヴァイオレット。
紫の菫の花言葉は「愛」。

私事だが、僕の母は数年前から病気で病院に寝たきりになっており、もう僕が誰なのかもわからない(のかわかってるのかこちらにはわからない)状態になっている。COVID-19がなんらかの収束を迎えるまでは面会もできない。そうなる前に僕は母に「生んでくれてありがとう」と言えたのを、とても良かったと思っている。不確かなものが多いこの時代に確固たる自信をもって、やって良かったと思えることはそう多くない。優等生っぽく説教くさくていやだけど、これを読んだ方々が大切な人に本当に「~しかない」言葉を送れたらいいなと思う。

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Great
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Great
Overall
Great

ネタバレはここではしませんが...これだけを伝えておく。
「とても感動的で素晴らしい結末」だったと...

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Good
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Great
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Great
Overall
Great

初回を泣きながら観て、帰ってきたところ。以後、当然ネタバレ指定。
上映期間中、自分の中で納得がゆくまで観るつもり。少なくとも、近々2回目を観ることは確定。

吉田玲子さんは、またもや伝説を作ってしまった。
思えば、成人後に再び自分をアニメに引き込んだ作品はカレイドスター。以降、脚本やシリーズ構成に吉田玲子の名前を見かけたらフォローできる範囲で極力観ていたし、吉田玲子作品とは長いお付き合いをさせて頂いている。

純粋に作品のことではない話をさせて頂くのは大変恐縮だけど、あの事件には触れなければいけない。というのは、あの事件こそが、そもそもこの作品のTV本編を観た動機だったから。アニメをわずかでも嗜む者が、京アニの代表作と言ってよい作品を未見とは、なんたることという思いから。
不謹慎は重々承知だが、事件の影響が何かしらの形で現れるとしたら、どうしようもないことだけど作画品質であろうと思っていた。ネットには「京アニ」それ自体が失われ、もう決して元に戻らないと悲観する声も多かった。
しかしそれは杞憂であり、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界観を表現する上で、技術面でなんら棄損がなかったと、強く申し上げておく。

本題に入るけど、ヴァイオレットの当初からの目的は「愛しているを知る」こと。彼女自身の物語の結末が、遂に描かれたことを喜びたい。
作品最大のこのテーマは次回に残し、今回は初見分として、この作品の職業観について感じたところを書きたい。ヴァイオレットは「愛しているを知る」ことが出来たけど、それは自動手記人形(ドール)という職業を通してこそ。
職業を描くことも重視したという、吉田玲子さんの言葉を見つけたこともありw

冒頭でエリカが出てきたのはうれしかった。
エリカは、TV本編でヴァイオレットと強く関わった、最初の同僚だったと記憶する。彼女は小説家になるという夢をまっすぐに追い、日々成長していた。ドールとしての職歴が、小説家としての彼女を助けていたのは間違いないと思う。
それだけ、人の心に寄り添わなければいけないのが、ドールという仕事。

ユリス危篤の報で、ヴァイオレットが社に戻るという判断をしたときは驚いた。彼女は、最も優先される目的で訪問していたところだっただろうに。
「愛しているを知る」ことが出来たことにつながった自身の職業、大切な顧客に「こども料金」で寄り添う行為、それは彼女にとって本来の目的以上に優先される大切なものでもあった。

既に電話が現れはじめていた時代背景で、アイリスが危機感を持っていたのが面白かった。電話と手紙が対立軸として描かれるのはどうなんだろう?と思っていたけど、そんな話ではないと知って安心した。
肉筆の手紙も、タイプライターで書いた手紙も、生身の手と義手の間での指切りも、そして電話での会話も。心を伝えるという行為に、本質的な違いはない。

最後に少し余談。学生時代に法科に行った旧友が、「コンピュータに心はあるか」と私に意見を求めたことを思い出した。心が「ある」「ない」、どちらも正しいといえる。
道具自体に心があるわけはないけど、その道具を使っているのは人。道具や技術は、それを扱う者は結局は心を持っており、最終的には何らかの形で人を幸せにすることを目的としたもの。まぁ、同業者に聞けば、大抵はこんな回答を返すのではないか。
それは、電話より更に新しい道具であるコンピュータであっても同じこと。

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Good
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Great
Overall
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うつくしい

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Great

たぶん劇場内で一番泣いたんじゃないかってくらい泣いちゃいました。最近涙を流してなかったからか、その分まで本当にグシャグシャになりました。

2018年冬に放送されていたアニメ本編見た後の感想としては「本筋とは関係ない一話完結型のストーリーはむちゃくちゃ良いけど、本筋は正直イマイチだな…」と思っていたのですが、これはこの映画のための伏線でしたね…。

まず開始5分で泣いてしまいました。こんなのまだまだ序の口、まだこれから展開がある、今泣くべきではないと思いながらも、もう涙が抑えられませんでした。10話の話をされるともう無条件で泣いてしまうわ。
あー変なとこで泣いちゃったな〜もう涙枯れ果てちゃったかもな〜と思ってましたが、後半でももうボロクソに泣きました。

話の本筋であるギルベルト少佐とヴァイオレットの関係を深く描いた映画で(おそらく)これで話が完結。少佐から教えてもらった「あいしてる」という言葉を、手紙で、言葉で伝える。考えうる限り最高の結末だったと思います。ヴァイオレットだけでなく、ギルベルトも救われた。最後の指切りシーンは「ああ、よかった。本当によかった」となりました。
ギルベルトがやけにヘタレだなとも思いましたけど、パンフレットを見て、今まで見てきたギルベルトはヴァイオレットの思い出の中のギルベルトだということも知り、すごく腑に落ちました。脚本がしっかりしてる。本当にストーリーが素晴らしい作品でした。

この作品のテーマでもある「大切な人に想いを伝える」というのもものすごく心に響いて、エンドロールで自分の人生を振り返ってまたうるうるしてしまったり。
家族、特に老い先長くないであろうばあちゃんには手紙書きたいなと思いました。急に手紙なんか出したらびっくりするだろうけど

本当に素晴らしい作品でした。ヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品に出会えてよかったです。この作品に携わってくれた全ての人に「ありがとう」と伝えたい

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Story
Great
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Great
Overall
Great

これが最後の話となるのかな?
話の流れはいつも通り依頼の事と今回は自分の事
とても綺麗に終わって感動もしてよかった。
絵の作りがめちゃめちゃよかった
最初の市長さんと話してる時の途中日の丸構図から軍の話になったら横にずれて
今は真ん中だけど本当はそんなに真ん中にいられる訳じゃないんだみたいなのとか
あと最後のとこがほんと好き

テレビシリーズを通して苦難を乗り越えて成長したヴァイオレットには幸せな結末を望んでいたけど、予想した中での最上級の結末だった。

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Story
Good
Character
Great
Overall
Good

冒頭、え?時代が変わってる!?と困惑したけれど、
TVシリーズのエピソードを思い出させつつ、物語を俯瞰的にも見せる構成は上手いなあ、と。

入院している子の話がとても印象的だった。
その子と家族、友人とのやり取りはもちろん、ベネディクトとアイリスがよかった。
その場にいないヴァイオレットに代わって、なんとかしようと奔走する二人の姿に、ヴァイオレットは仲間として受け入れられ、信頼されていると感じられて胸が熱くなった。

クライマックス、もう間に合わないよ、え、飛び込むの!?と驚いたけど、超人的な運動能力を持つヴァイオレットだしw

感情があふれてしまって、もう言葉にならないヴァイオレットの表情、石川由依さんの演技が素晴らしかった。

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Good
Story
Great
Character
Great
Overall
Great

待ちに待った劇場版。
ヴァイオレットがどう感じ、どう生きたかの物語。
第三者がその軌跡からヴァイオレットの足跡を辿ってゆく話が凄く良かった。
連絡手段が手紙から電話へ移っていく中で、今までは手紙の良さを描いたけど、電話の良さも描かれたのも良かった。
再開のシーンでは今まで感情をあまり出さなかったヴァイオレットが、あんなにも泣いたシーンはヴァイオレットの一番の変化を感じられて感情がとても揺さぶられた…。
兄貴のセリフで「皆正直じゃない」と言ってたけど本当にそうですね。悲しい事はあったけど、皆最後は手紙や電話を通じて正直になれて本当に良かった終わり方でした。👍

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Story
Average
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Good
Overall
Good

アニメの後日談。ヴァイオレットが報われてよかったなあ、と心温まるお話でした。ギルベルトにあまり感情移入できなかったからか、TV本編や外伝と比べるとストーリーは弱く感じてしまったものの、安定の美麗映像には満足です。

Stats

Watchers

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