イシュトバーンの王になりたいという動機が、生まれた時の予言とリンダを娶りたいという欲だけというのが未熟すぎるし、あまりにも志の質が低いんだけど、成長していったりはするのかな。
戴冠したレムスに取り憑いたカルモルとは?
アムネリスは自分の罪を自覚した。愚かな人物達の中で一番成長したかもしれない。それでも公女というステータスに縛られていて高い志を持っているとは言えないけど。漸く父の命令に従うのではなく自分の信念を持って行動することを決意した段階で、信念の質はまだこれからといった感じ。
質の高い志を持つ人間がいないと最後まで感じたアニメだった。リンダは心優しいけれど、ナリスとグインへの依存心が強い。グインは人間ではなく神や悪魔、異星人などに近い格のキャラだろうなと。だから、イシュトバーンやレムスの心の歪みを感知して助言を与えたりもする。
140巻を超える原作の序章の序章ぐらいの感じなのかもだけど、アニメの続編が制作されるなら見たい。