モノノ怪の正体は、妹を見捨てた源慧が自分を守るために心から切り離した「お庸への愛」だった。
許されぬ兄妹の禁断の愛。禁忌の感情を恐れお庸から逃げた源慧。お庸も同じく禁断の愛を抱いていたことを知り、モノノ怪に変じるほどの恥を抱き仏門の世界に逃げた半生…こんなん泣かない方がムリ!そりゃ衆道に逃避もするわ。
最後に恥を受け入れる覚悟と共にお庸との記憶を取り戻した源慧だけど、今後は少しでも安らかに生きられることを願うばかり。
…とか安らかな気分でいたら突然挿入された兵衛の謎の描写。あの人は今後も出てくる、ってこと?