視聴前はよくある「可愛い幼女が異世界で無双して大暴れするアニメ」だと思って見始めました。第3話の時点で、完全に裏切られました。
本作の本当の面白さは、主人公ターニャの「すれ違い」にあります。
彼女はただ「自分の安全と平和な生活」のために、冷徹かつ完璧に仕事をこなしているだけ。なのに、その有能すぎる戦果のせいで周囲からの評価が爆上がりし、結果としてさらに危険な戦場へと引きずり込まれていく……。この「本人の望み」と「周囲の勘違い」のギャップが、皮肉が効いていて本当に面白いです。
また、ターニャが神(存在X)や宗教を徹底的に否定し、己の合理性だけで抗おうとする姿勢にもすごく共感します。自分自身も神や宗教に興味がないタイプなので、理不尽な「大いなる存在」に知性だけで立ち向かう彼女のスタンスは、観ていて妙にすっきりします。
すでに普通のファンタジーとは一線を画す面白さ。これから彼女の「安全に生きたい」という願いがどう裏目に出ていくのか、続きが楽しみです。
それから、あの悪魔みたいな笑顔、背筋がゾクッとして最高です。