最初の方は王道ながらもひねった展開が面白く、視聴のモチベーションも高かった。
事実、7話あたりまではかなり楽しく視聴していたし、弟の狼藉のタイミングなんかもしっかり思考がめぐらされていて好感を持てた。
だがヒューマンドラマになると途端に底の浅さが露呈した。
王道といえば聞こえは良いもののあまりに使い古された展開、とりあえずやりきれなさを残しておけばいいんだろう的な陳腐な泣き言と回想の数々。
しばらくは我慢していたが、10話にまでそのしょぼくれた空気を継続して今度は王位継承の話にもつれ込む。
テンポの良い痛快さが好ましかったにも関わらず、お約束展開をなぞるようなお涙頂戴の浅いシリアスをやられてもシンプルにつまらない。
作画やキャラデザは好きだったのですが、残念ながら視聴停止としました。