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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

映画三作目。
今回は麻衣さん中心…と思いきや、梓川家の家族4人にもフォーカスを当てて送られる本作。病に倒れていた母親から花楓に会いたいという電話がかかって来てから。
家族に対する咲太がどういう心象で動いていたのかがわかっていくのがとてもよかった。
家族愛とそこに感じる葛藤…ここまでうまくいっていたのは家族がいたからではなかった…しかし家族がいないとここまでこれなかった。
それがわかる作品でとてもよかった。

感想
前回のつづき。夢で見たこの景色は何を表わしているのか。これ系の母親って怖いイメージだけどできてる母親だな。麻衣さんはこの1年でいろいろ価値観が変わってきたと自覚しているみたいだ。
でもわからないことはあるのだな。牧之原翔子、双葉理央の事例と同じで同一人物である小学生の麻衣さんと今の麻衣さんは同時に観測できない的な…?
花楓は前の映画以来、明るくなってきているな。前の傷跡とは違う傷が咲太の体に。キスできなかった咲太の元に家族から電話が。本当に花楓は成長しているな、母親にも会いたいといった。
母親には長い間会っていない。彼も花楓が母親に会っても大丈夫なのか…と思っている様子。麻衣さん、がんばれって言わないところに愛があるな。
母親に会いに行く日も決定し生憎の雨だが母親の元に向かう。母との対面、花楓はとても心配そうだが母と会った時に安心して涙があふれてきた。咲太もそれを愛おしく見つめていた。
雨も止んだ、咲太本当にいいお兄ちゃんだよな。仲が悪かったわけではない、でも離れていた家族。2年間の空白なんか無くなったかのように。
帰りの電車の中で4人でまた住めるかもと嬉しそうに言っていた咲太。しかし、その翌日、思春期症候群のように誰にも見えていないような状況が発生。国見、双葉、そして前に見つけてくれていた古賀も咲太の姿が見えていなかった。何が原因だろうか、母親と会ったことが何かのトリガーになってしまったのだろうか。母親の日記に見ていると家族3人という表記があった。
咲太は無意識のうちに母親を切り離して日々を過ごしてきた。その結果が表れたのだろうか。海岸で一人、麻衣さんに会いたいとつぶやいた彼の目の前に現れたのはランドセルの少女。
夢で見た彼女だった。目を覚ましたら別の世界線っぽい場所に来てしまった。花楓のいじめの問題は解決しており、家族が離れ離れにならなかった世界線。麻衣さんと彼氏彼女なの聞いて安心したの草。赤城郁美とは誰なのか。クラスで1番最初に座っていたのは咲太のはず…。こちらの世界線のほうが居心地がいいと感じているのか…。元の世界に帰るためにこの世界線の麻衣さんと逢わない方がいいと考えているのいいね。赤城の存在とはいったい。このランドセルの麻衣さんはどうやらこの世界に連れてきてくれたらしい、彼女に行って母親のことは自分で何とかすると決心し、元の世界へ。
麻衣さんに見つけてもらえることを願い誰にも見えないまま普段通りに過ごす咲太。するとまだここにはいないはずの麻衣さんが咲太を迎えに来た。いつか二人で家族になろうといった麻衣さんがを抱きしめた咲太。麻衣さんにしか見えていないのは事実だが、家族がいないことが当たり前になっていて今の生活に馴染んでいったが、母親が元気になったことでそれを素直に喜べない自分がいたことに嫌悪していた。しかし麻衣さんは一言、「大人になったのよ。」、彼は涙を流した。母親に会いに行く決意をした咲太は通院している病室へ。そこで母親はこの小さな部屋で2年間も頑張った。
それを理解して、何度でも、気づいてもらえるまで通う決意をして外に出ようとしたその時。咲太と呼ぶ声が。母親から様々な言葉を受け取り最後には咲太がお兄ちゃんで良かった。
花楓もそれを見て泣いた。この瞬間、正真正銘家族となったのだ。
翔子ちゃんが出てきた。沖縄に引っ越すことになったらしい。何通りの未来の中に霧島透子の音楽は存在していない。それが何を表わすのかは続編で明らかになるのか…?



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