なぜ見ていなかったのかと後悔した隠れた名作。人類がいなくなって長い年月が経ってもホテルでお客様の帰りを待ち続けるホテリエロボットのヤチヨを中心に、再び人類のお客様を迎える時を待っていたが100年ぶりにやってきたお客様は地球外生命体だったというお話。その後ダゼちゃんと呼ばれる環境チェックロボット、ポンコなどのタヌキ星人のキャラクターなどメインキャラが増え続け、彼らを元に繰り広げるハートフルコメディと言ったところか。人類がいなくなった世界観を上手く使って、様々な感情と新しい価値観を生み出していくストーリー、メインキャラだけではなく1話だけのキャラクターでも自我があって見ていて気持ち良い。そして重苦しい空気が多そうな本作だが結構こまめにギャグシーンなどを挟んでくれる。重たいのが苦手でも見ているだけで話についていけるわかりやすさと簡単すぎず世界観を堪能できるストーリー性という両方の性質を併せ持つ名作。迷ったなら見てほしい。そんな作品。