アサの家の整理。服の整理をしていると制服がまだあり、思い出に生きるタイプに見えなかったアサの母親。さらに似合わなさそうな服があったり記憶の中のあの人と違うと感じているマキオ。
アサが母親の話をするのはマキオにとって嫌じゃないのか、マキオはアサがそれをする権利はあるし、それに対しては何も言わないと言っていた。マキオもアサの母親、そう姉の幻影を見ることが多い気もする。アサに形見として一つ服をもっていかせたこととかね。アサは卒業式に行く、友人と話していた時に彼女の友人は母親にアサの家のことを伝えてしまい、それで連絡網として生徒のみんなに伝わってしまった。アサは卒業式に普通の子として出たかった。先生に対してこれじゃ私は親が死んだ子ということしか残らない!と叫んで学校を出てしまった。そして家に帰ろうとしたがマキオの家ではなくまず整理したはずだった家に戻ってしまい、ショックなのか家に戻る方法を忘れてしまった。アサは大分精神的に怒りを覚えているらしくマキオにも少し当たってしまっている。友達のLINEに反応しないアサに対してちくり言っていたからかもしれないが、マキオとアサの喧嘩ではない。マキオは卒業式に出ないことを責めているわけではなく、ナナの話を出して学生時代の友人が近くにいることの大切さを説いた。
めんどくさいと何回も言っておきながら、アサに対して何を思うかは勝手とは言ってるけど、ナナからもらった手紙の話をした、そこに書いてあったのはマキオがいたから息ができた。
アサの友達、エミリは本当にいい子だな…嫌いとはっきり言われても私は大好きだと返し、アサをあきらめずに謝り続けた。この友人は守るべきだとアサも思ったのだろう。泣きながら謝る彼女にマキオはこれも固執というのだろうかと思いを馳せていた。
亡くなった家族との清算として部屋の整理をし、卒業式で自分が望まない出来事が発生し、友達に嫌いと口走ってしまったアサ。マキオにとっては彼女はまだ子供、この友人を失わせるわけにはいかないと反射的にいろいろ語ってくれたのではないだろうか。
じんわりと心に聞いてくるいい話だった。