魅摩と仲良くなった逃若党の面々。魅摩は父上に仕官しないかと言った。泰家は乱の手筈が整ったと時行に伝えた。彼は帝を風呂におびき寄せ脱衣所に穴が空き剣が刺さるトラップを仕掛けた。
帝殺しは北条の汚名になるためやめさせるべきだと吹雪。時行はなぜかよかったと呟いた、理由は頼重から泰家の作戦は失敗するが京が大混乱に陥る。それが大戦の開始に最適なのも確か。
計画失敗後泰家と共に信濃へ逃げ帰ること。泰家を無事に逃すため念入りな逃走経路の確認が必要。どうやって京都を出るか。
そこで出会った頭をヘコヘコしている武者が登場、彼は逃げの極意を持っているとと時行、こいつと本気でやり合った場合逃げ負けるかもしれないと感じるほどであった。あれの名前は楠木正成。
軍神と呼ばれる男で、その軍才は日本史でも突出している大英雄だ。正成に対ししょうかんの名前を出し、殺したつもりが生きていたという危険な情報を正成に与えた。正成は自分に求めるものがあるのかと問うた。正成に学ぶべき事があると感じ、彼に弱者が強者に勝てる方法を知りたいと言った。正成は自分の家に誘い、試しに手合わせをしようかと言った。
そこで時行は逃げながらの動脈切りを行ったが握り飯で防がれた。正成は刀で勝つことに囚われていると言った。弱者が強者に勝つためには固定観念という囚われの檻から逃げること。
固定観念とは心が作った幻、だからそれを解くのも人の心だと言った。弱者は檻に囚われるべからず、卑怯や臆病と言われても自信を持って逃げるべし。逃げることは生きること。
彼の言葉に逃げる自信が湧いた時行。そして彼からどのような軍略で戦ったかを記載している書の下書きをもらった。逃げを愛する同志としてそれをくれたみたいだ。正成は時行の正体に少し気づいてそうだな。最後に吹雪から尊氏が通る時間も経路も知れたので、彼を殺す千載一遇の好機、天下を目指すなら逃すべきでないと言っていた。少し雰囲気が怪しげだったがどうなるのか。