翔くん、絶賛青春してて輝いてる。
想いは打ち砕かれても清々しさが残るような勢い。
そうして翔から「好き」の想いを学んだ瞳美。
初めは戸惑い正面から向き合えず逃げ出してしまったけれど、あさぎからその想いをぶつけてくれた人の思いの厚さとそれに向き合う大切さを知った。
「好き」に向き合うことができた瞳美の手には嬉しさが残り、また自分自身のまだ形のない想いにも向き合い始めることができた。
二度と同じ一瞬は巡ってこない青春の一ページ一ページの中で、砕けてしまったけれど当たることごできた翔と何もできずに終わってしまったあさぎ。ずっとずっと心の中にあった想いを伝える一瞬を逃してしまってもう巡ってこない悔しさに胸が詰まるような思いになってしまった。