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まっさらな大地で全てを曝け出して自分と他人と向き合えた。
澄み切った空気の中で心を共に突き進める仲間と精一杯やれた。

南極までの色んな経験を通した末でお母さんからの写メと同じ景色を目の当たりにできた報瀬はやっと追いつけたんだと思う。

南極から日常の街に戻ってきて、一回りも二回りも大きくなった彼女たちの目に見えるいつもの景色はきっと以前とは違ったように見えているんだと思う。

悲しいわけでも嬉しいわけでもない言うなれば”やり切った”ような気持ちから涙が出てくる。こんなに晴れ晴れとした感動の涙は初めて。



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