色相を保ったまま犯罪を犯す組織、キツネたちが次に使うカードは宗教界
限りなく科学的に市民を導き統制するシビュラ社会とは全くの対を成す存在のように思える宗教であるが、人の心理をコントロールして"善き"方へと導く点で、信仰もまたシビュラ的なものなのかもしれない。だからこそ、シビュラは宗教を認めている現状がある。
ただし、今回の爆弾テロ事件のバックには宗教特区に反対する宗教組織のトップたちが潜んでいるようで。彼らは信仰で政治家や官僚といった力ある者たちを囲い込み、「何か」を国外へ密輸出している。
それを押し進めるために、彼らは信者を鉄砲玉として自爆テロへと導いている。
宗教はある意味ではシビュラ的かもしれないが、人々の善悪のスタンダードを歪ませ得る点では、極めて反・シビュラ的な存在にもなり得るような気がしてならない。