ライザたちが抱く島の中の窮屈さと、島の外や冒険への憧れの描写がとても丁寧で、何か劇的が起きたわけでもないけれど、冒険の始まりを感じさせるものとして映った。
さらに、ライザが錬金術を知って、見飽きた島の風景もどこか別のもののように見え始めたというのも、ささいだけれど大きな日常の一変のようだった。
ただ、展開に外連味が不足しているせいでか、RPGゲームのチュートリアルをなぞっただけのような退屈さは否めなかった。
アカウント作成するとこの機能が使えます。