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とても良い

報われない過去に頑張り方を忘れてきてしまったカメラマンの主人公・眞賀孝哉と、楽しいだけで頑張れて次こそは行ける!と信じてレースに参加するF4レーサーたち。そんな冷めた空気と燃えるような熱のコントラストが、グッと交わる瞬間が印象的な物語の幕開けでした。

この物語でフューチャーされる小牧モータースは、中でも金のない信念と渇望だけでやってるようなもの。だから、きっとレーサーの浅雛悠の一つハンドルを切る手にも全部の思いを懸けるような集中力があって、それ故の「応援なんていらない、一人で走るんで」というツンとした発言だったのかと後から振り返ると思ったりもする。

でも、そんなに本気だからこそ、ミスってバーストしてしまった悔しさも本気のものになって、心を打たれるとかそういう前に「美しい……」「綺麗……」という感情が前に出てくるような彼の泣き姿だったように思う。



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