ダークファンタジーだから仕方ないとは思うけど、残酷なシは、観ていて辛く、あまり好みではない。第十二話で、未来から老ルーデウスがやってきて、ヒトガミへの警戒を伝えられます。そしてヒトガミに対する怨みを。
第十三話は日記を読んでいることになっているのか、タイムスリップしてくる前のルーデウスの体験が描かれます。彼が言ってた内容と全く同じではありますが、何もかも失った原因はルーデウスにも責任がある。次回予告で、あのときは仕方なかったどうすればいいか分からなかったとルーデウスはいいますが、納得はできない。一人称視点の老ルーデウスは、ヒトガミが悪い、あいつにしてやられたと語りますが、ロキシーを失ったあとの立ち直りの遅さ、酒に逃げる、家族への思いやりのなさ、旦那様は俺だとか、最悪の人間に成り果てて見ていて辛い。
主人公が正しい行いを常にすべきとは思わないけど、あまりにも醜い行動や言動。エリスと再会したとき、こころに余裕がないとは言え、結婚したいと言われてあの悪態。わざと人を傷つける。言わなくていいことまで言う。
『お前のせいで」ひどい目にあったと言う考え方は、どう考えても他人に責任を押し付けて現実を直視しない心の弱さ。実際、性的不能の原因は、ルーデウス自身の問題たったのに。
ルーデウスにはいいところもあるけど、人間の醜さを集めたような振る舞いでした。若い方のルーデウスはEpisode的には、ロキシーのことは死なせずに済むのでしょうが、それでOKとは思えない。心穏やかに他人に対する優しさを持たないと、また自分が辛い目にあったら、誰かのせいにする人間のままでは、きっとまた不幸を呼び寄せてしまう。
意図して制作されているのは判る。自分自身の心のなかにも汚い部分がある。それを目の前に出されて、きつく思うのだろう。