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全体
良くない
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
普通
音楽
とても良い

2022/08/11/09:30-15:00
『劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM』 【LIVE ZOUND】 トークショー付き前編&後編一挙上映 特別興行

後編

アニメ本編の部分に関してはまんま一緒だったと思う、直前2日にアニメの後半を見終えた身として見ていたが相違点が分からなかった。
勿論、挿入歌があったり劇伴が違うというのは加味した上での話。
新規追加部分も前後編合わせた4時間以上のうち30分程度。

そらの孔分室で渡瀬サネトシ(変換できない)、あるいは呪いかピングフォースの意志の権化のような新たなペンギン(CV上坂すみれ)が出てきた。
地下61階から地下3階へ。地下3階は令和3年のことかと思ったけど、じゃあ地下61階って何?1995年は平成7年だからな〜……

エンディングも呪いに打ち克って、「俺たちは陽毬のお兄ちゃんだ!」と高倉兄弟二人で叫んで脱出。
その後、陽毬が迷子になって泣いた海辺で主要キャラ7人が集まり「愛してる」と連ねて終わり。

……は?なめとん?
4時間かけて既に見たアニメのつまみ食いを見せられて、新規要素は1割程度で、更にそのうえ新規解釈とか新しい運命への乗換とかを描くわけでもなく……マジで何????
アニメ本編の世界と物語があまりにも完成していて、今回もそれくらいの物語を期待をして行ったからなのもあるが大いに拍子抜けした。
強い言葉での批評になるが、この映画を絶賛している人間は手放しに「幾原邦彦だから」、あるいは「10年ぶりのピングドラム新作」という理由だけで喜んでるとしか思えない。結構失望している。

なんとか褒め所を探すのであれば自分のようにアニメを1周見ただけの人間が内容の復習をしたり、未履修の人間がこれで話の流れや設定の大筋を理解してアニメに入るという予習用途であれば向いているかもしれないと思った。
勿論10年前の作品なので単純に総集編として楽しめる人もいるのかもしれない。
良く表現すると、放映時のアニメ本編で全て描写しきっている、「完成した物語」だったのかもしれない。

…あ、主題歌はオシャかっこよかったし挿入歌は沢山あったし良かったです!劇伴と合わせてまた聞き直します

後編その他雑記

高倉冠葉が過去の檻の中で見た夢の中で食べていたのもカレーだった。荻野目家で大切な日に食べるメニュー。
多蕗桂樹だけ過去回想に入る所の表示名が多蕗(上の名前)になってる。苗字。名前ではなく。
今更だけど運命の乗り換え時に荻野目苹果さんが四ツ谷から乗ってきたのはなぜ???(場所と乗り込めた理由共に)
カエルは高倉家に飾ってある過去の写真でも映っていた
ラストシーンの陽毬の額の傷は透明の硝子に傷付きながら進むところで付いた傷だった。アレだけツルテカのピカピカだったのに。これは本編で気付けよ。
荻野目苹果の得意メニューのカレーには隠し味でリンゴを入れる。カレーがあったからこそ生きてこれたのかもしれないわね。
カレーを食え!カレー!リンゴ入りのカレーを!!



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