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全体
普通
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良くない
音楽
良い

RWBY原作はかなり前にEP3か4まで見た曖昧な記憶だけどリメイクと聞いて。
キャラデザがhuke、制作がシャフト、原案が虚淵玄と冲方丁、こりゃ見るしか無いだろうと。
しかも日本を意識して作られたRWBYに対する海外への日本なりのアンサーを意図したアニメでもあるらしくて更に期待大。
要するに原作本編をなぞるのではなくてアニオリの話をやるらしいと。オォ~

2話までが導入、3話から11話までオリジナルの話、12話でエピローグという構成。
………総括、雑ゥ!!!!

3話からオリジナルの氷雪帝国編(実際には3話目はアニオリの"序章"みたいになっているので3話まではやや原作の展開寄り)なんだけど、2-3話でキャラの色々をまとめるために一気に駆け足でチーム編成とかまとめちゃってるので初見はかなり置いていかれる。
なのに4話から11話まで、なんと8話の間ずっとワイスシュニーさんの夢の中を探索して討伐するという1つのミッションだけを描き続ける。
合計で3回も潜入していて、要するに2回も失敗して撤退してるわけ。
つまりエンドレスエイトと同じ話数ほぼ同じことやってるんですよね。

いや、やりたかったことは何となく分かるんですわ、ワイスシュニーさんとブレイクさんの種族や立場からくる敵対意識とか、ルビー・ローズさんのリーダーとしての不安さとか!
何回も繰り返してるうち、ある行動をすることがキッカケで影響が出てる事に気付いたりとか!
心の中=夢の中だからやりたい放題描けるとか!
こっちもそういうのを色々見たかったし!

でも8話かけてずっと夢の中を行ったり来たりしてさぁ、ちょっとずつ進んではいるけど焦らして焦らして……進まねンだわ!話が!!
ゲーム版ペルソナ5の潜入パートを見せられとんのか?視聴者が見たいのはアニメ版ペルソナ5の潜入パートなんだよな

そして、バラ撒かれた伏線も結構雑なような…。
ジョーンが一回やられてるから抗体ができて自由にできるとか、
シオン先生の能力の時間制限(あってないようなものだった)とか、
銃口の向きが反対なのは自分の後ろの敵を倒すため(結局振り向いて倒す)とか、
悪夢のなかで自由にされるならこっちも悪夢を取り込む(その後こちらはすぐ正気を取り戻す)とか、
結構細かい所突こうと思ったらちょっとどうなん?という感じ。
まあ全部夢なんで!何でもありっすよ!何真面目に考えてんスか?笑の一言で一蹴できるんですけどね。

正直導入をもっと丁寧にして5話くらいでまとめても良かった気がする。

映像は全編ずっと良かったのでそこはさすがシャフトという感じ。
特に戦闘シーンの作画はすごい。けど10-11話くらいの戦闘シーンはちょっと怪しいかも…
そんだけ焦らした先の12話!!!めっちゃおもしれ~~~!!こういうの!こういうやつ!
RWBYの面々がJAPANESEのすごいアニメ力で破茶滅茶なバトルをするのが見たかったんだよな~~~!!
12話まで頑張って継続していた視聴者への御褒美だとでも、言うのだろうか…(ホラー番組風ナレーション)

OPはVoid_Chords(Ryo Takahashi & Konnie Aoki)。ジャズっぽいカッコイイプログレやらせたらやっぱピカイチっすね!
ピュラの歌う挿入歌では原作のJeff Williamsとコライトで編曲もやってるっぽい。ええやん!
EDはTKと早見沙織さん。毎話ED見るたびに「サビ前からサビの音域高すぎてやべぇ~~」と思う。
バカ高い音程をサビとサビで投げてくる時雨TKも、それをしっかり歌い切る早見沙織さんも。マジであの高域で歌ってるのやべーわよ。

このアニメを一言でいうと、4話から溜めに溜めた12話が良すぎてひっくり返るアニメ。
ワイス・シュニーさんが終始可愛かったです。



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