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全ては遺した姉想いの弟を想う命を懸けた最期の魔法だった、という〆には泣かされたなぁ。

7の意味は幼きリオンと話した通えなかった小学校の話をした際の行き違いになる年の差であり、子山羊の数という意味でもあると。だからこそ姉であることを気付けた訳だし、リオンが一番最初にオルゴールの仕掛けに気付いたのも最期の瞬間のオルゴールへの伏線だったという鮮やかな伏線回収も素敵でした。

伏線といえば、アキがあのみんなを1つの可能性に収束させた「きたじま先生」であったというところもよなぁ。アキだったからこそ、他のリオン以外の5人に的確な言葉を紡ぐことができた。そんな温かな伏線回収にも泣かされたなぁ。

不登校というリアリズムがベースにありつつも、圧倒的なファンタジー世界に触れることで光を見出すようなストーリー構成は流石の辻村美月先生だなぁ。辻村先生の作品は絶対アニメ向きとずっと思ってました。アニメ化ありがとうございます!

1つ残念だったのは声優のキャスティングかな。辻村先生が一般層に人気であったからか、タレント・俳優キャスティング多めで出だしは辟易しちゃいました。辻村先生の作品がどんどんアニメ化するようになればこういうことも減っていくのかな?ちょっと残念でした。



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