学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然、部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うというー。
なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる―。
かがみを通じて、孤城へ案内された7人の中学生。仲良くなった7人は、皆の願いを叶えてもらうため、願いを叶える鍵を探す。
めっちゃよかったです。主人公、可愛い笑
ストーリーは、7人の登場人物をしっかり捌いて、謎を徐々に明らかにさせつつ、しっかりとまとめることができてます。最後が駆け足で鍵を見つけたのは気になりましたが、全般的には中学生らしさのある気持ち、そしてそこからの気づきを得ていって、成長していく、主人公が一歩ずつ踏み出していってあたたかい気持ちで見守れます。主人公の母親にも感情移入できるかと思います。
ぜひ観に行ってください。良い映画です。(高山みなみさんの声合ってない鴨って思いましたが、例のシーンは笑いましたwww)
宣伝で見た時はどこか既視感があってそこまで惹かれなかったけど、ありきたりなのは普遍的でいつの時代でも楽しめることだって思った。いい意味で裏切らないでくれて見心地がよかった。
終盤全滅を避けれたのはこころが外の世界で踏み出したからってのがいいよね。
映画化で映える作品じゃないかもだけど、現に映画じゃなきゃ出会ってなかった。原作の小説も読みたくなった。
公開初日にTOHO池袋で観る。
原作小説は辻村深月による同名小説。この小説が2018年本屋大賞を受賞してるし,日テレが噛んでいるから,よっぽど変な翻案してなければ当たる映画であることは約束されていたと思う。実際鑑賞して,思っていたよりもずっと良かった。というか,あとからジワジワきてる。いろんな意味で「ゾンビランドサガ」や「聲の形」を思い出した。共感してくれる人はいるはず。
入場者特典は鑑賞前開封厳禁の「その後」を描いたポストカード。帰宅後に開封したが,これがジワる。近年稀に見るすばらしい入場者特典よこれ。コンプは狙わなくてもいいとおもうけど。
年末年始に原作小説を読んで,読み終わったら2回目の劇場鑑賞をするつもり。
大枠のストーリーはとても良くて、喜多嶋先生の下りは感動的だったのではないのでしょうか?
一方、主人公とイケメン(重要キャラ)の掘り下げが少ない故か、没入感が足りず、赤の他人が悩んでいるところを見ている気分でもありました。
また、いじめや不登校などを題材に取り扱ってて設定は重めなので、ウケ狙いのコナンネタとかディズニー映画ライクの壮大なBGMはそれまでの作風に合わず、苦笑いしてしまいました。
原作小説は未読ですが、読めば感想が変わりそうです。
真田ちゃんさあ……
全ては遺した姉想いの弟を想う命を懸けた最期の魔法だった、という〆には泣かされたなぁ。
7の意味は幼きリオンと話した通えなかった小学校の話をした際の行き違いになる年の差であり、子山羊の数という意味でもあると。だからこそ姉であることを気付けた訳だし、リオンが一番最初にオルゴールの仕掛けに気付いたのも最期の瞬間のオルゴールへの伏線だったという鮮やかな伏線回収も素敵でした。
伏線といえば、アキがあのみんなを1つの可能性に収束させた「きたじま先生」であったというところもよなぁ。アキだったからこそ、他のリオン以外の5人に的確な言葉を紡ぐことができた。そんな温かな伏線回収にも泣かされたなぁ。
不登校というリアリズムがベースにありつつも、圧倒的なファンタジー世界に触れることで光を見出すようなストーリー構成は流石の辻村美月先生だなぁ。辻村先生の作品は絶対アニメ向きとずっと思ってました。アニメ化ありがとうございます!
1つ残念だったのは声優のキャスティングかな。辻村先生が一般層に人気であったからか、タレント・俳優キャスティング多めで出だしは辟易しちゃいました。辻村先生の作品がどんどんアニメ化するようになればこういうことも減っていくのかな?ちょっと残念でした。