サブタイにあるからオークを食べるものかと・・・笑。
ゴーレムを畑にという斬新な発想はセンシが深く関わっているからこそギャグに昇華してはいるものの、その本意はゴーレムばかりでなく、ダンジョン全体と共生関係を維持するための選択という、初見ではギャクなのに深い世界観への理解につなげるストーリー構成は興味深いの一言だなぁ。奥深い面白さがカタルシスを刺激する。
そして、オークとの対立と。互いの信念がぶつかるマルシルとオークの長は貶し合いの押収でしたが、センシのパン作りの指示のおかげで、いい具合のシュールギャグになっているのが絶妙。なんならオークくん、最後はパン作り手伝ってるし・・・。腹が空くのはオークも人間も同じと。飯食って語り合えば大抵の対立は解消する。まずは思いやりなんだろうなぁと思わされるいいお話でした。