他の人を落とすことに対しなぜか主張が激しい黒江ちゃん。その理由も分からない不穏さもある中で、久美子にやたら近づく謎の距離感が絶妙に厭らしいなぁ。そして、割と自分や他人を俯瞰して見れる久美子でもその先輩との思い出の曲をつい隠してしまうあたり、にじみ出る人間性が面白い。こういう水面下でジワジワ浸透する人間関係の闇のリアリズムがこの作品の良さよなぁ。
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