テレビシリーズを全話見た後に見たのですが、登場人物や背景設定はほぼ踏襲。ちょいちょい懐かしい顔が出てきます。当然エピソードはかなり端折られているものの、短い中でお爺さんとネロ、コゼツやハンスとの不仲はきちんと描かれており、初見でも「あぁ、いろいろあったんだろうな」というのは伝わるかと思います。
Amazon Prime Videoで見たのですが、全体的に映像が赤みがかっているのが気になりました。赤/黄色系の色が無いシーンでは落ち着いているのですが、赤色が入った途端、それが強調され、白い部分すらオレンジっぽく見える状況。朝イチでネロ達が牛乳運びするシーンの「朝日の表現」かと最初は思ったのですが、前編を通してその調子だったので、その点がちょっと個人的には残念ポイントです。
コゼツの「おまいう」感。頼りない大人達総出の大反省祭りの中、ネロとパトラッシュは舞い降りた天使達に回収されていく。今まで見たアニメの中で一番救いが無い(いや、天に召されることを救いと解釈するならばこの上ない救いだけれど、自分はそうは思えないので)。