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普通

手書きのアニメーションは悪くないのだが、3DCG+モーションキャプチャーのダンスシーンは改めて見てもやはり酷い。フェイシャルモーションがほぼない、テクスチャやライティングがおかしくてアニメーションのタッチと合っていない、キャラモデル自体の品質が低く別人になっているなど、20年前のPS1とかPS2のCGのようで、切り替えると違和感だらけ。ダンスでエモーションを伝えないといけないのに、これでは何も伝わってこない。このダンス表現が、ダンスの魅力や自由さをカボに伝えてダンス部入部を決意させる決定的な場面になるはずなのに、これでは説得力も何もあったものではない。
そしてOP・EDはこのテーマと音楽なのに全部止め絵で踊らないのは相当に不自然。アニメーションの演出も、OP、ED、ダンスの音楽を含めた作品の雰囲気と合っていないものが多い。スタッフの労力の方向性が全体的に噛み合っておらず、作品としてバラバラになっているように見える。

原作ファンの視点になるが、この作品における映像化の中核であり、映像化する価値はダンスシーンの表現だと思っていたので、それがこの有り様ではそれ以外が平均点だとしても良い評価をつけることは難しい。これでは原作漫画を読んでいた方が良い。



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