原作未プレイ。序盤は人狼のチュートリアルのような話が続き、ゲーム由来の設定の雑さもあいまって集中できなかったが、中盤は人狼設定のループの中で様々な登場人物を掘り下げていく展開に一定の面白さがあった。終盤はループの謎を解き明かす本筋のストーリーが表に出てきてそれなりに楽しめはしたのだが、やはり終わりに向けて展開を駆動する設定がそもそも雑に感じられる上に若干既視感もあったので、そこそこの評価となった。
キャラクターは主要人物とそうでない人物の扱いの差が大きく、結局深堀りもされずストーリー的にも大した役割がないまま終わったキャラクターも多い。原作ゲームでどういう扱いだったのかは気になるところ。
一貫して同じ船内ということもあり多様性はないが、その分精緻で背景描写自体には違和感はなく、人物描写もレベルが高かった。音楽も劇伴、テーマ曲ともにレベルが高い。
総じて高品質ではあったのだが、本筋のストーリーが設定駆動の割にその設定が粗雑であったこと、中盤までのストーリーがキャラクター描写であった割には人数が多すぎた影響か描写がさして深くもなく、ほとんど触れられないキャラも多く、全体的に中途半端な印象は拭えない。しかし、中盤で全員分深堀りをして24話やったらそれはそれでダレていた気もするので、この構成はゲーム原作のアニメ化としては英断だったのかもしれない。