原作でもこの辺、朝に対する共感性羞恥的なもので読むの結構きつかった記憶ある。アニメでみると記憶よりはさっぱりしていたけど、周囲の高校生の尖り方がさすがにこの年になるとお腹いっぱい感があってなかなかもたれる。自意識というのはある程度正確に自分の実像…もしくはその少しだけ上にいないと毒になる。高すぎるとできもしない虚像に振り回されるし、低すぎると何も動けなくなる。しかも、実像は日々少しずつ、時には大胆に変動するため適切に自己認知を更新していく必要もある(そういう意味で、経済に対する金利に似ている…)。そうして自意識のずれた多様な人が相互にやり取りすると、様々な摩擦や時にはカタストロフを引き起こし、それに伴う強烈な人間ドラマが発生する。とはいえ、そういう記憶や感情を呼び起こすほど、環境や年齢特有の自意識に振り回される描写が生々しいとも言え、この作品の良いところだと思う。
そろそろ終わりが見える頃で、今回も含めてどう終わるのかが気になってきた。終わりに向けてこのあたりをどう料理するかでこの回の評価も変わりそう。