離島とはいえ現代劇とは思えない…作者の若い頃を写して再生産したような現実感の薄い舞台なんだけど。そういうファンタジーだとわかっているんだけど。プロットは本当に、本当に普通なんだけど。作画はちょっと平坦かもしれないけど。キャラクターがひたすらに良い。
凄く些細な描写かもしれないけど、心が客用玄関から帰ってきて怒られる描写も、すぐに従業員からフォローが入って、親も自分の非を認めて謝ってる。普通なら親をただ悪者にして心の話の盛り上げに使いたいところだと思うのだけど、本当に邪悪な人はいない、そう信じてるというメッセージが作品のあちこちから伝わってくる。ただ色んな人がいて、噛み合わなかったりすれ違ったりしてる、たぶん。それはファンタジーなのだけど…とよ田みのるの物語はそれでいいし、それがいい。