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普通

やなぎなぎのEDとくぎゅの声がよかった。
結局、面白いポイントがほぼなかった。
「ほら、ここ面白いだろう?」と言いたげなポイントは随所にあるけど、答えはノーだ。
一言で言うと陳腐で紛い物感が強い。設定もバトルのロジックもストーリーも練られてるんだけど、甘い。スタイリッシュさはあるんだけど、洗練が伴っているとは言い難い。時間を操るというアイディア以外に新しい要素もない。終盤で親子の愛情に重心を置くのはいいけど、見せ方がわざとらしくて感情移入しづらい。「こういう要素も描きました」というアピールだけになってしまっている。感動させる効果を狙うのはそんなに簡単ではなくて、キャラの性格や言動に共感できるポイントを作る必要があって、そのためのアプローチは1話から始まっていなければならない。序盤はスタイリッシュなバトルと設定の説明、中盤は中だるみのバトルとパーティ編成、終盤はなし崩し的にヴィクトの思い出を清算するアウトラインの中で強敵を倒す展開。形は整ってるんだけど、魅せるポイントが弱い。
粗製のクソアニメならまだいいんだけど、真面目に作られてる感じなだけに残念さが際立つというか……国柄と文化の違いで、魅力を感じるポイントが違うのかもだけど。



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